本校では、全学科・コースの1年生を対象に、入学直後から業界研究や分野の理解を深めることを目的として、各業界の方をお招きし業界セミナーを実施しています。

今回は、京都の5つ星ラグジュアリーホテル「HOTEL THE MITSUI KYOTO」 副総支配人 兼 人材開発部長の國府様、料飲サービス部FORNIスーパーバイザーの海野様(本校の卒業生)、「パークハイアット京都」人事部長の西谷様に、ホテル業界についてご講演いただきました。

講演では、ホテル業界の魅力や特徴に加え、高級ホテルの開業ラッシュに沸く京都の採用事情から、千年の都と称され文化と伝統を誇る京都の美しい街並みに関することまで、幅広く興味深いお話をお伺いすることができました。

ホテルの最前線でご活躍されている方から貴重なお話を伺うことができ、ホテル・ブライダルコースの学生はもちろん、他コースの学生たちも、1年生後期から始まる就職活動に向けて興味関心を深め、視野を広げることができました。

6月20日~21日かけて、国際エアライン科1年生が、目指す仕事や業界への理解を深めることを目的に「国内研修」を実施しました。
エアラインコースでは、実際に航空機に搭乗し、機上での一連の流れを間近で拝見することで、座学で学んできた客室乗務員の仕事をより深く理解することができました。
グランドスタッフコースでは、空港カウンターやランプ内見学、国内線ゲートでのアナウンスや特殊車両搭乗も体験させていただき、空港での接客業務やグランドハンドリング業務への理解を深めることができました。

航空会社様のご協力のもと、航空業界の最前線でご活躍されているプロフェッショナルから最新の知識やスキルを学ぶことができ、学生たちは大変刺激的な時間を過ごすことができました。本校の卒業生の輝く姿も見られ、今後の学習へのモチベーションに繋がる大変有意義な研修となりました。

【エアラインコース研修内容】※1泊2日
●FDA搭乗(静岡空港→福岡空港/福岡空港→県営名古屋空港)
●福岡空港にて、株式会社フジドリームエアラインズ様(FDA)チェックインカウンター・バックヤード・空港施設制限区域内等見学
●県営名古屋空港にて、株式会社フジドリームエアラインズ様(FDA)客室乗務員による講話聴講、空港職場見学
【グランドスタッフコース研修内容】※1泊2日
●中部国際空港(セントレア)にて空港施設見学、自主研修
●中部スカイサポート株式会社様にて、ソーティング場見学・ランプ内実機見学・プッシュバック搭乗体験・ランプでの実機見送り・貨物上屋見学・特殊車両体験搭乗
●株式会社ドリームスカイ名古屋様にて、国内線カウンター見学・国際線チェックイン体験・搭乗口でのアナウンス体験・ゲート横断幕実機見送り

国際エアライン科エアラインコース1年生が、「機内での接客」を学ぶため実践型の授業を受けました。
この授業は、実際の航空機内で使用されていた座席やギャレー(客室乗務員がサービス準備をする場所)が設置された「機内実習室」で行われ、臨場感あふれる環境のもと学ぶ事ができる授業です。

実習室後方一面に広がる鏡を使い、身だしなみや立ち居振る舞いをチェックするところから授業がスタート。普段なかなか意識することが難しい指先の動き、目線や表情に至るまで気を配ることで、日常生活においても意識することの大切さを学びました。
続く機内アナウンスの練習では、声の大きさやアナウンスの速度、指先の所作まで、元客室乗務員の先生ならではの丁寧なアドバイスがあり、学生たちはプロによる接客を身をもって感じることができたようです。実践的なロールプレイングで客室乗務員の業務を学び、現場で即戦力として活躍できる、高い専門性を持った人材を目指しています。

エアラインコースとグランドスタッフコース1年生が、日本赤十字社救急法救急員の講習を3日間の日程で受講しました。この講習は、傷病者が発生した際に、医師や救急隊員に引き継ぐまでの一次救命処置・応急手当を行うことのできる知識と技術を習得するための講習です。

将来、航空業界を目指す学生たちにとって、けが人や急病人に対して、的確に迅速に対応できるスキルはとても大切です。講習は、座学での知識習得から始まり、心肺蘇生やAEDの使い方、止血方法、包帯の巻き方、搬送方法などの実技まで多岐にわたる内容で実施されました。学生たちは指導員の方の説明を真剣に聞きながら、実践に臨んでいました。講習の最後に行われた試験の合格者には、「赤十字救急法救急員認定証」が交付されます。